第2期第3回哲学カフェ“あなたと語る その2”

参加していただいた方の感想

●レビナスに興味があり、ひとり読書でむずかしいなと思っていたところタイムリーにこの会で取り上げられ、説明されました。これからの読書の支えになります。

●他者をどうとらえるか―私自身も常に考えている課題です。レビナスの思想や自閉症の問題などとても勉強になりました。(高島一登)    

●「差別」という「言動(方法)」を使いたい人は行えば。いずれ、回り回って自分に面して来る事になって、おくれてやっと理解出来る。事の良し悪しだな。(福禄寿)

●相模原事件をどう考えればよいのか。「同じ」人間だから差別してはいけない。という「常識」では掬いきれないような気がしていた。レビナスの「なぞの他者」つまり「理解しきれない他者」、「他者からのまなざし」ではじめて「自分を理解出来る」ということを梃子に少しだけ、「事件」が読めるような気がした。

●話題提供者の永井さん、難しいレヴィナスをわかりやすく説明していただきありがとうございました。

障害者の人権問題の捉え方をレヴィナスの思想と関連させておられる理由がよく分かりました。

実存(主義)が、近代合理主義の共通性や普遍性の限界に挑戦し、人間の異質性や多様性を自分にだけでなく他者の存在(謎)を通じて理解する必要性を学びました。他者への配慮が表面的なものに流れてしまう現代にあって、レヴィナスのようなより深い人間理解が必要であると痛感しました。

●今回は、この哲学カフェのテーマである「対話」というものを考える上で、とても面白い回だった。 「違う」とはどういうことか、「同じ」とはどういうことか…。わかっていたつもりのこと、知らないうちに自分だけの「定義」をしてしまっていたこと。などなど。

ただどうしても、双方向ではあるものの「発題者」←→「参加者」という話の流れが多いので、(発題者はテーマについての情報量が多いからでしょうか?)参加者同士の話も同じくらい広がると、もっと深まって面白いのかなと思います。

それと、レヴィナスという「哲学者」の考え方そのものについての話が分量的に多いと感じたので、あくまでも「お 題」程度に抑えてもらえ ると、もっとテーマの本 質を話し合う時間が増え たのではと思いました。

●レヴィナスという哲学者の考え方をヒントに、話あってみたいと、思っていたのですが、うまく、話題提供できるかどうか、対話がかみあうかどうか、とても心配でした。けれど、思ったよりも話がはずみ、みなさんからも、いろいろな話題が出され、楽しく話ができたように思います。人権の問題とか、倫理の問題とか、けっこう、重い話題が多かったですが、こういう話題について、肩の力をぬいて、いろいろな考えの人と語り合えるようになれたらなあと思います。レヴィナスの哲学の他の面についても、また機会があれば、お話したいと思います。どうも、ありがとうございました。(永井良和)

第2期第3回 哲学カフェ “問答連”での様子です。ご覧ください。